東京都教育委員会は休校中の都立学校を6月1日から再開することと、今年の夏休みを16日間に短縮することを決めました。
都教委は5月28日に定例会を開き、新型コロナウイルスの影響で今年3月からおよそ3カ月間にわたって休校している都立学校を6月1日に再開し、順次、生徒の登校を進める方針を定めました。再開後は準備が整った学校から登校日を設け、分散登校や時差通学などから段階的に進めていく方針です。
また、新たに都立学校のガイドラインを策定しました。休校で授業時間が減っているため、夏休みを8月8日~23日に、冬休みも12月26日~1月3日に短縮します。
都教委はこれらの方針を、地域の学校を運営する都内の自治体も参考にするよう周知していくことにしています。
都立学校の学校再開ガイドライン
6月1日から段階的に授業が再開される都立学校は当面、全生徒の3分の1程度の分散登校や数時間の短縮授業を行います。
このため、予定通りには授業が進められず、カリキュラムの遅れが懸念されます。すでに4月と5月の2カ月間休校しているため、遅れを取り戻すために長期の休みが短くなります。夏休みは25日程度短くなり、冬休みも正月の三が日で終わります。土曜日や祝日の登校もあり得るということです。
学校生活の中で感染拡大を防ぐため「当面の間、控えること」も示されました。体育祭や文化祭などの行事や修学旅行など宿泊を伴う行事は、12月以降に延期するか中止します。
給食は向かい合って座らず、会話を控えます。体育の授業では体同士が触れ合うことを控え、音楽の授業では歌うことやリコーダーなどの管楽器の使用も控えることも盛り込まれました。
Source : 国内 – Yahoo!ニュース